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2004.06.28

No.210 夏の食卓

まだ梅雨明けした訳ではないが
気分的には殆ど夏である
夏ともなれば、彼らの活動も盛んになる
そう
黒くて、飛ぶやつである

大胆にも
彼らはある兄弟の食卓に出現した

1匹目
いきりたつ三兄が対応する
「オレの名を言ってみろ!」
そうは言うが、ゴキブリがしゃべれるものではない
次の瞬間
ふくみ針に倒れる1匹目の姿があった

2匹目
冷酷なる長男が反応する
「うぬの力はその程度か!」
その程度・・・だった
剛掌波を受け、
潰れゆく2匹目、あはれ

3匹目
最も華麗な技を誇る次兄の一撃!
「せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい」
北斗有情拳を浴び、
嬉々として、踊り、陶然として砕け散るゴキブリ・・・
・・・んな訳はない

そして4匹目
哀しみをたたえた末弟が立ち上がる
「あたあっ!」
残悔積歩拳が炸裂してしまう
「きさまの足は意志と無関係に後ろに進む!」
ムーンウォークするゴキブリ
「天に帰る時がきたのだ!」
では・・・と飛ぶ4匹目
にしても天はあまりにも遠く・・・

夏の夜の食卓は静寂の中

2004 06 28 07:00 PM [ahorism] | 固定リンク

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