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2004.07.05

そしてギリシア

ギリシアの優勝には様々な要因が考えられるだろう。
もちろん、最大の要因は、ギリシア自身の強さによるとしても。

最初に断っておくが、今回のEURO2004に関しては、前にも書いたように、映像を目にしていない。
そんな中、各種メディア、特にインターネットでの情報をもとに、いろんなことを「想像」しながら、つらつらと考えてみただけのことである。

まず一つ言えるのは、他の国がいまいちパッとしなかった、ということ。
2006年のW杯ドイツ大会を見据えて、世代交代期に入っている国にとって、今大会は試行錯誤の連続だったという一面はありそうな気がする。
強豪と言われ、今大会でも下馬評の高かったポルトガル、チェコ、フランスなどもそういう時期であることは否めないし、オランダ、ドイツなどはまだ世代交代が緒についたところ、という感じがする。W杯予選を戦う必要のないドイツにとって、これからの2年は非常に厳しいものになるだろう。こんな時こそフェラーのような人材が必要なのでは・・・と思うのだが。

次に言えるのは、ギリシアと対戦した各国とも、ギリシアの実力を読み違えた、ということだろう。
予選の戦いを見れば、ギリシアが弱者でないことは明らかであるにも関わらず、的確な対策を取らず、逆にギリシアの思うような試合展開に持ち込まれてしまった、というところは大いにあり得る。
キラ星の如く居並ぶ強豪の中で、弱者ではないにしても、やはり強者とは言いかねるギリシアが、どのようにすれば戦えるのか、ということは、これまで外からギリシアを見ていたレーハーゲルにとっては明快だったに違いない。老練なブルックナーですら、あるいは数々の栄光に包まれたフェリッポーンですら、その罠にはまってしまった(フェリッポーンに至っては、二度も煮え湯を飲まされた訳だ)

最後に、そして最も深刻なことは、最初の要因とも絡むが、強豪国と目されていた国では、国内リーグ戦の主力が外国人選手に占められる比率が高く、若手がうまく育っていない、ということが挙げられる。
スペイン、イタリア、イングランドと言えば、国内リーグに属する選手がスター揃いであることから、何となく強そうなイメージを私などは持つ。しかし、この「何となく」がクセモノだった、という訳だ。
これらの国々では、若手の育成システムはよく整備されているし、才能ある若手も次々に育ってきてはいる。好例がイタリアだ。U-21 EURO2004では見事な勝ちっぷりで連覇を果している。プリマヴェーラ以下の各カテゴリーで、厳しいセレクションがあり、そこから育ってくる選手たちによって、国内リーグが支えられてきた・・・はずであった。
しかし、現実には東欧、南米、アフリカなどからやってくる選手に、クラブは多額の投資を行い、国内若手に与えられるチャンスが今一つ不足気味、というのが実情であろう。
これはスペインも同様だ。下部組織であるカンテラの段階から、南米やアフリカの選手を広く受け入れ、いわば青田買い、種籾買いに走ってしまい、国内若手の芽を摘みかねない状況を招いている。

ボスマン判決以来、ヨーロッパのサッカー事情は大きく動いたが、今回のギリシア優勝というのも、こうした動きと無関係ではないのは言うまでもない。
そして、これからの1年半で、これがまたどのように動いていき、W杯でどのような結果を生み出すのかも、また興味深いものになるだろう。

しかし、実際の試合映像を殆ど観れないままに、こんなことを書いてみてもなぁ・・・(-_-;)
決勝だけは地上波の放送を録画したので、後でちゃんと観てみます(_ _)

2004 07 05 10:09 a. m. [Football] | 固定リンク

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