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2004.10.29

二言三言書評(笑)

「一言書評」欄では書き切れなくて、補足しておいた方がいいこともあるので、少し書いておこうと思う。

トム・クランシーの「殺戮兵器を追え」だが、これまでのこのシリーズ("Power Plays")を読んできた人であっても、結局焦点は何だったのか、ということが、読み終わってもわかりづらいところがあるのではないだろうか。
仕掛けがいろいろあって、いつもの如く場面転換も頻繁にあるのだが、なかなかそれが収束せず、点が線になり、面になるような感じではなかった。
最後の4~50ページぐらいになって、本気で「このまま下巻に続く・・・なんていうパターンなのではないか」と思えるぐらい、ネタの収拾がついていない気がする。
まぁ無理やりまとめちゃうよりは賢明かな、とは思うが。

個人的には、これはある種の「寓話」なのかな、とさえ感じる。
それも、いくつかの寓話の「複合体」と言うべきか。
それは冒頭のパートからも明白だ(ちなみに、クランシーを読み慣れてくると、この作品の冒頭に出てくるような人物が、どういう運命を辿るのかも、明白に予測できるけど)

取り敢えず、次回作(シリーズ最終話)に向けての、クライマックスを前に、一度しゃがんでみました、という趣(と言うか、思惑?)もあるのかも知れない、と、好意的に解釈しておくことにする。

2004 10 29 12:30 PM [Book List] | 固定リンク

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