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2004.11.28

ヌーボー?ホイリゲ?

お若いワインはお好き?毎日新聞日曜版(2004年11月28日付大阪本社発行分)の『欧州的成熟ライフ』(木立玲子さん)より
うんうん、要するにそういうことなんだよねぇ・・・とナットク。

2年前の「ボジョレー・ヌーヴォー、くそったれ事件」に絡めて、著者の木立さん曰く

「少女ボジョレーと年増のロマネ・コンティをわざわざ一緒にしなくてもいいものを」と、知り合いはけらけら笑っていたが、この出来事はワインが、「さわらぬ神に祟りなし」の神に相当することを大いに見せつけた。

ワインの好きな知り合いの間でもボジョレーの評判は芳しかろうはずもないのだが、なるほどあれは通常のワインと同列に扱ってはいけないものだと思う。

以前、三宮にあるワインショップ"BELIER"でワインの試飲会があった時のこと、いくつか用意されていた赤ワインを少しずつ試飲していた私は、5杯も飲んだ頃には舌がシワシワになってしまい、テイスティングも何もあったものではない状態に陥っていた。
こんな時は水でも飲んで、舌の状態を初期化しておくべきなのかも知れないが、そんなものはないし、当時の私は水を持ち歩く習慣もなかったから、「うげー」と思いながら、少し休憩・・・のつもりで、これまた1本用意されていたボジョレーを一口飲んでみたのである。

「あ、うまい・・・」

舌のシワシワ感が緩和されて、初期化されるまではいかないにしても、舌の感覚がよみがえってくる感じがした。
今まで別に大してうまいとも思わなかったし、進んで飲みたいとも思っていなかったボジョレーだが、この時ばかりは感嘆せざるを得なかった。
つまるところボジョレーとは、居並ぶ重量級(特に年増)赤ワインなどとはまるで異なるジャンルのものであるのだ。
こんなものは、水のようにガブガブ飲んでもいいぐらいなのだ。

問題は、そういうものを、グラス1杯何千円なんていう値段をつけて出していたバブル期の日本なのであって、あれがなければボジョレー・ヌーボーも不当な(あるいは過当な)評価を受けることにはならなかったのでは、という気がする。
当時新聞社にいた私は、社のえらいさんたちがうきうきしながらヌーボーの樽(3~4リットル入りぐらいだったか?)を役員会議室に運び入れ、6時になるか、その少し前から乾き物も並べて酒盛りをしていたのが懐かしく思い出される。私もよくご相伴に預かったものだ。
高級レストランなどで財布の中身を気にしながら飲むよりも、こうして気軽に紙コップでガブガブ飲んでいる方が、ボジョレー・ヌーボーには合っていると思う。

最近日本でもちょくちょく名前が出てくる「ホイリゲ」
敢えてわかりやすく言うなら、「当年産の(発酵中の)新酒ワイン」もしくは「ワインの造り酒屋」ということになる。
昨今話題になるのは、どちらかと言うと前者の話なのだが、私の意識の中では、前者を飲ませる後者であって、それもヴィーン郊外にあるものなのである。ここではジョッキで若いワインをあおるのだそうである。
6年前の1月にヴィーンを訪れたときは、ホイリゲを訪ねるような季節ではなかったので行かなかったけれど、いつかは訪れてみたい、と思っている。

考えてみれば、この「ホイリゲ(前者の意味での)」も「少女」である。いや、「幼女」か。
日本でもこんな感じでホイリゲを楽しむことができたりするのだが、丹波まで行くのはなかなか大変である(^_^;)

2004 11 28 01:45 PM [] | 固定リンク

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