« 参萬間近 | トップページ | 東洋一と日本一 »

2005.02.07

「固有」の胡散臭さ

アホどもが、軍歌を鳴らす、2月7日(字あまり)

「固有の領土」云々を言うなら、北海道をアイヌに返還せよ。
沖縄も独立。
ついでや、大阪も独立したらどないやろか。ついで、でね。
大阪は日本の「異国」とよくいわれる…ということでもあるし。

高校の修学旅行の時に見た「四島」は、なるほど「近くて遠い島」であった。
和人がアイヌモシリを侵略し、「北斗の拳」のコウケツさながらの狡猾さでアイヌ民族父祖伝来の土地を次々に奪っていった歴史というものを知るのはもう少し後のことだったから、純真なちいしゃ少年は「ほっぽうりょうど」が日本に戻ってくればよいなぁ、と単純に思ったりしたものだ。
今だって、自由に行き来できればよい、と思うにやぶさかではない。
しかし、それと領土問題は別だ。

実際問題として、この「固有の領土」という言葉は、実にご都合主義的に使われ続けてきたことは周知の通りである。自分たちにとって具合のよい時点を切り取って、それを根拠に「固有の領土」と称す。そのうち朝鮮半島や台湾、さらには勢いで中国東北部までも「固有の領土」である、と言い出すのではないか、と思ったりもする。
イタリアやモンゴルがこれ言い出したらえらいことになりますよ。あ、トルコやイランなんかもそうだな。マケドニアがその気になったらどうしましょ。

「固有」を辞書でひく。ネットなのでまずは「大辞泉」から。
名詞・形容動詞で、「1.本来持っていること。」「2.そのものだけにあること。また、そのさま。特有。」の二義あり。
「固有名詞」なんていうときの「固有」は2の意味であろう。
一方、いかにもうさんくさい「固有の領土」は1の意味ではないかと推察される。
しかし、北方領土関係のサイトをいくつか見てみたものの、何をもって「日本の固有の領土」と言っているのか、納得いく明快な解説をしているところは見当たらない。牽強付会、我田引水、論理飛躍・・・というのであれば、枚挙に暇がないが。

3年前のものではあるが、こういうサイトもあったので紹介しておきたい。

「北方領土の日」反対! 自決権・先住権にもとづくアイヌ民族の権利回復を!全国集会

今年の分では

2.8北方領土の日反対! アイヌ民族連帯東京集会へ参加・賛同を

なんてのが引っかかった。明日です。お近くの方は是非どうぞ。

2月7日は・・・むしろ、和人の原罪というものについて思いを致す日、とでもすればよかったと思うのだが。

2005 02 07 03:04 PM [経済・政治・国際] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6325/2835804

この記事へのトラックバック一覧です: 「固有」の胡散臭さ:

コメント

一応「武力による侵略により獲得したものではない」とかいう話ではなかったかと。正規軍による侵略だけが武力ということでもないと思うのですが。

ちなみに北方領土の日には、街宣車はほとんど釧路に集結するそうなので、本州で軍歌を鳴らしている方々は資金力に乏しい方々なのでしょう(^_^;)

投稿者: まのちゃん (07-feb-05 18:18:07)

まのちゃん(^_^)
なるほど、そういうことですか。
でもやっぱりうさんくさいけど(^_^;)

この界隈で軍歌流してうろうろ走ってる連中は、多分今週一杯が街頭宣伝強化週間なのでしょう。「紀元節」ってやつがあるからね。

負けじと店外にまで鳴り響く大音量で宣伝してる江坂駅前「フ○フ○」も迷惑だけどね。ありゃ風適法違反でっせ(風適法第15条、風適法施行令第9条参照)

投稿者: ちいしゃ (07-feb-05 19:05:12)

中国東北部は満州民族が中国全土を征服した結果中国の版図に加えられたのだから、この論理から行くと「中国の固有の領土」かどうかも怪しいもんです。まあ古い話はお互いに不問に付すということかも。(そうすれば沖縄も北海道も説明がつく(^_^;)

投稿者: まのちゃん (09-feb-05 09:53:57)

まぁねぇ、21世紀の今になって、何をいまさら領土問題やねん、という気もするけど・・・
パレスチナ問題とかを考えると、そう簡単でもないんですよね。まさにお互いが「固有の領土」だと思っている訳ですし。

投稿者: ちいしゃ (09-feb-05 23:16:35)

コメントを書く