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2005.02.15

牧歌的なり、MLB

MLBに巻き起こる薬物疑惑騒動だが、アメリカのプロスポーツがドーピングに甘かったことを思えば、「今さら」とか「やっと・・・」というのが素直な感想である。

元記事:スポーツナビ | ニュース | カンセコ氏の暴露本発売

参考記事:パワー至上の『薬物汚染競技』

アマチュアと違って、「見せること」も大切であるという認識が強いアメリカのプロスポーツでは、体格の向上、パワーアップ、体調維持のために薬物を使うのは当然、という意識があったのではないかと言われている。
参考記事の中で元ロッテの小林至江戸川大学助教授が語っている言葉が象徴的だ。

プロ興業である以上、薬物を使うことについて球団と選手、ファンの利害が一致している面もある

参考記事からはNFLやNBAは厳しい、というようにも読めるが、これとてもアマチュアの規制の厳しさや、早い時期からの取り組みに比べればまだまだ、というところなのかも知れない。でもMLBよりははるかに進んでいるようですな。

薬物に関して厳しいのはアマチュアだけではない。
というか、アマチュアでもトップクラスの選手、ちゃんとした競技会などに出場している選手だけが厳しい規制を受けている、というのが実情であろう。
一番危ないのが、競技に出ることのないハイ・アマチュアみたいな感じの人たち。彼らは規制の対象ではないし、例えばプロテインみたいなものがどのように危険であるのか、みたいな部分についての知識が殆どないので、余計に危ない訳である。薬物の頻用、多用による障害、あるいは不均衡な体格の形成、さらには恐ろしい突然死などに見舞われるのは、生活のかかるプロや、規制の厳しい競技アマチュアではなく、こういう「ちょっと入れ込み過ぎのアマチュア」であるケースが多いらしい。

私が好きな自転車ロードレースの世界も、薬物汚染とは切っても切れない難しい関係にある世界である。大規模な薬物汚染が発覚したり、それがもとで裁判が起きたり、様々な事件や論争が今も起きているが、それだけに規制もトップクラスの厳しさだし、時には理不尽とも言える抜き打ち検査が、それもステージレースの最中に行われたり、運営側も選手側もかなり神経質になっている。

そういう世界がある、ということを知っている者からすると、今回のMLB薬物疑惑の何と牧歌的なことか。

2005 02 15 12:02 PM [Sports] | 固定リンク

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コメント

ベン・ジョンソンが薬物使用でメダルを剥奪されたとき、彼に誘いをかけたプロスポーツ(何の競技かは忘れたが)の誘い文句が「うちは薬物使い放題だ」だったとか(^_^;)

投稿者: まのちゃん (15-feb-05 13:36:32)

ベン・ジョンソンが参加できそうなプロスポーツというと、NFLあたりかなぁ。RBやTEでもいけるだろうし、その気になればWRという手もなくはない。

投稿者: ちいしゃ (15-feb-05 14:39:12)

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