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2005.02.20

黒くて飛ぶ・・・

ahorism No.210で見事砕け散ったゴキブリたちであるが、それはともかくとして、今度はその雌の性フェロモンの構造が解明された、という話である。
ゴキブリたちにとっては、北斗神拳をも上回る脅威ということになろうか。

元記事:ゴキブリ:性ホルモン構造を解明 効率的駆除法開発に道

ゴキブリというと、前職で受けた研修での講師の話を思い出す。

それは、ある殺虫剤メーカーがユーザーに対して利用度アンケートをとった時のこと。
そのメーカーのゴキブリ用殺虫剤スプレー缶を、どれぐらいの頻度で買い換えているか、というアンケートに対して、多くのユーザーは1年に1回とか2回とか3回、ぐらいの回答を寄せたのに大して、「週に1本は買う」という回答があった、というのである。
通常なら、こういうレアケースは、「大勢に影響なし」「どうせおちょくっとんのやろ」として無視されることが多いのだが、この時のアンケート分析担当者はそうではなかった。記名式で連絡も取れるそのユーザーに連絡をとり、実際に聞き取り調査を実施したのである。

ユーザーは年配の女性だったそうである。ユーザー宅を訪問したメーカー社員に、その女性はこう語ったそうな。
「ええ、ええ、スプレーは1週間ほどで使い切りますわよ。へ?普通はそんなことはないですって? あらそうなの。あたしはね、ゴキブリを見かけたら、あいつが動かなくなるまでスプレーをかけないと気持ち悪くって。確かにスプレーをある程度かければ死ぬかも知れないけれど、それでも足をピクピク動かして、その辺をグルグル回ったりするじゃない。あれが嫌なのよ。もう、これでもかって言うぐらいかけて、ピクリとも動かなくなるのを確かめないとダメなの、あたし。そしたらすぐに使いきっちゃうのよね。何とかならない?」

そして、殺虫剤の中に、殺傷成分だけでなく、麻痺成分も加えられるようになって、その殺虫剤スプレーは売り上げを伸ばしたのだそうである。何とかしたのである。
しかし、それにしてもこの女性の家には、何匹ゴキブリがいたのだろう・・・

まぁ今回の話との関連で言うなら、研究者で論文を発表した野島氏(米コーネル大の元博士研究員・現信越化学工業主任研究員)が

「居場所を特定せず定期的に殺虫剤をまく方法に比べるとコストが安く、健康や環境への影響が少ない。ゴキブリに薬剤耐性ができにくいのも利点だ」

と語る通り、闇夜に鉄砲を撃ちまくるよりも、はるかに効率がよい訳で、件の女性にとっても、殺虫剤にかける費用はますます安くなって、よいことづくめ、ということであろう。

しかし、本能の働きを抑制して、自ら考え、行動するチャバネゴキブリが登場したりしたらえらいことである。

2005 02 20 08:20 PM [ニュース] | 固定リンク

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