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2005.06.24

高密度シリーズの終わりに

共に最高の実力者同士がぶつかるのだから、最高度の戦いが展開されるのは当たり前・・・と言いたいところだが、両者共に好調を2ヵ月半にわたって維持し、その持てる力を全て出し切って戦う、というのは、本当に困難極まりないことだし、それを観ることができる我々は、類稀なる僥倖に恵まれているのだ、と思わねばならない。

第63期名人戦七番勝負第七局は、改めて振り歩先となり、森内名人が先手となった。
名人が選んだのは矢倉戦。力を出し切れずに屈した第六局の悔いを断つ意味でも、連続して矢倉戦を挑んだ名人には、並々ならぬ気迫というものを感じさせられた。

まだ帰宅して結果を見たばかりで、どういう戦いが繰り広げられたのかはわからない。
最後の局面は、名人、四冠ともに、護衛が乏しく、相手の飛車の睨みを受けるような位置関係。
だが、5四の金を始めとして、名人の駒が要所で実に利いている感じがする。
109手目、3四の玉の鼻先に打たれた歩を見て、22時ちょうど、四冠は頭を垂れた(のだろうと思う)
森内名人、初のタイトル防衛成功、そして羽生四冠の「十八世永世名人」の座はお預けとなった。

七番勝負を振り返ると、確かに一方的な勝負もあったし、必ずしも全ての指し手が最高度に研ぎ澄まされたものだった、という訳ではないのだと思う。
しかし、第二局での4八金など、棋史に残るような素晴らしい手も生まれ、なべて見れば、近年稀に見る高密度、高濃度、高レベルなタイトル戦であったと思う。
今はただ、この激闘を戦った二人に、お疲れ様と言いたい。

関連記事:名人戦:森内が初防衛 羽生「十八世」ならず

2005 06 24 11:34 PM [将棋] | 固定リンク

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