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2005.11.06

瀬川さん、プロに!

あちこちで書かれているだろうから簡単に。
61年ぶりの快挙は文句なく素晴らしい。
そして、外でメシを食ってきた瀬川さんが、ともすれば閉鎖的になりがちな将棋界に、新たな風を送り込んでくれることを望む。

61年前にプロ編入を果たした故・花村元司九段は、現在とは全く制度が異なる中での編入だったこともあり、いきなり五段でプロ編入している。タイトルこそ獲得できなかったが、タイトル挑戦は4回(名人1、九段2、王位1)、棋戦優勝3回を数えるなど、プロでも実力をいかんなく発揮した。弟子には森下卓九段がいることでも知られる。
瀬川さんにとっては、偉大な大先達というところだろう。

本日付でプロ四段となった瀬川さんだが、奨励会三段リーグを勝ち抜いての昇段ではないので、フリークラスへの編入となる。
フリークラス棋士には、その「成り方」によっていくつかのタイプに分類される。

A.自らフリークラス宣言した棋士
B.順位戦C級2組で降級点を3回とった棋士
C.奨励会三段リーグで次点を2回とった棋士で、フリークラス編入を希望した棋士

瀬川さんの場合は上のいずれにも該当しないが、タイプ的にはCに類するだろう。
Aのタイプのフリークラス棋士は、順位戦を指すことはできないし、復帰することもできない。引退しない限り、他の棋戦には参加することができる。
BとCのタイプのフリークラス棋士は、順位戦を指すことができないが、一定の成績をあげれば復帰(参加)できる。

その「一定の成績」とは以下のようなものだ。

1.年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。
2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上
3.年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。
4.全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦(朝日オープン将棋選手権含む)挑戦。

逆に、10年の間にこれら「一定の成績」を収められなかったら、フリークラス棋士は強制的に引退させられてしまう。
晴れてプロ棋士に編入された瀬川さんだが、今度はこの「10年間」という時間との戦いを意識していかねばならない。もちろん、「一定の成績」をクリアして順位戦に参戦することができるようになったら、その後は「昇級か降級か」を意識していかねばならない、ということも当然のことである。つまり、プロになれたからと言って、これで一安心という訳ではない、ということである。まぁどんな世界でもそうだけど。

だが、今はともかく、おめでとうございます(^_^)

2005 11 06 10:40 PM [将棋] | 固定リンク

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