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2006.03.11

最年長昇級記録

森九段昇級ユーヴェvブレーメンのラストを見るかのような、あわやの逆転劇がそこにはあった・・・らしい。
内藤九段は詰みを逃し、杉本七段はチャンスを掴み損ね、最後に笑ったのは「終盤の魔術師」森けい二九段だった。
B2からB1への昇級では最年長記録更新、ということらしい(@o@)

大逆転昇級を決めた森九段の相手は屋敷九段。屋敷九段も状況的には「自分が勝って内藤九段、杉本七段が負ければ昇級」という、森九段と同じ立場だった訳で、これも大きな勝負だった。ちなみに最年長昇級記録は、森下九段の師匠である故・花村元司九段の60歳で、このときはB1からA級への昇級であった。

内藤九段を下した田中寅彦九段は、勝っても指し分けで、昇級にも降級点にも無関係な立場だが、ここで全力を出すのが、いわゆる「米長流」。しかし、本当なら詰みがある局面で、こともあろうに詰め将棋の大家・内藤九段がそれを見逃すとは・・・。今回内藤九段が昇級を果たしていれば、上述の花村九段の記録を大きく塗り替える最年長記録の誕生であっただけに、残念至極。
終盤、優勢になってから打ち上げのことなどが脳裏をよぎって、集中力を欠いた、と局後のインタビューで答えておられたようであるが、これほどの大ベテラン・大豪でも、順位戦で昇級のかかった一番というのは、異様な精神状態になられるのだろうなぁ・・・

転がってきたチャンスを掴み損ねてしまった杉本七段の相手は、既にC1への降級が決まっている(2度目の降級点)富岡八段。彼ほどの棋士がC1に落ちてしまうのもショックであるが、これがまた昇級候補を最後に食ってしまうところが勝負の厳しさ。杉本七段と言えば、朝日オープンで堀口七段と繰り広げた戦いが思い起こされる。また華やかな舞台での活躍が待たれる一人だ。

来期のB1へは10戦全勝の畠山鎮六段と7勝3敗の森九段が昇級する。畠山六段は、双子の畠山成幸七段に対して、B1への昇級では先んじた。36歳というのは決して若くはないが、来期のB1での活躍を期待したい。

気になるのは降級点をとった人たちだ。
2度目の降級点で、C1に降級してしまうのが前述の富岡八段、そして脇八段。A級も嘱望された二人が、来期はC1である。まだまだ老け込む歳ではないと思うのだが・・・
あと2人の降級点は土佐七段と神谷七段。これもまた共に実力者であるが、どうしちゃったんだろう・・・という感じ。しかし、それぐらい順位戦というのは厳しい世界なのだなぁ・・・

来期のB2には渡辺竜王と山﨑六段が昇級してくる。いきなりこの二人が昇級の最有力候補に挙がるだろう。
内藤九段や加藤九段、さらには田中九段、南九段、桐山九段らの「元A級(あるいは名人)」メンバーや、タイトル経験のある中村八段、屋敷「万年昇級候補」九段などの巻き返しがあるのかどうか、そのあたりも楽しみである。

2006 03 11 12:46 PM [将棋] | 固定リンク

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