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2006.04.15

将棋連盟の見識を疑う

もし、今回のこの名人戦の主催紙移管の件が実現してしまうとしたら、将棋連盟という組織に対して、もはや何の期待もすることはできなくなるだろう。
それぐらい、今回の一件は、彼らが見識も何もない、損得勘定だけで動く人たちである、ということの証左である。

名人戦についての交渉経緯(将棋連盟ウェブサイトより)

将棋:名人戦 連盟理事会、朝日新聞社へ移管提案 棋士会で異論(毎日新聞ウェブサイトより)

将棋:「毎日の名人戦」守ります=東京本社編集局長・観堂義憲(毎日新聞ウェブサイトより)

観堂さんを敵に回したら怖いと思うがな>将棋連盟

というのはともかくとして、その「外部の有識者による経営諮問委員会」のメンバーは、「文化」とか「伝統」とかいうことについて、どのような見識をお持ちなのか、是非伺ってみたいものである。
先だっての、「在阪のプロオーケストラは一つにまとめたら」の関経連会長の発言と、実に不気味なほど、底でつながっているような発想が、そこにあるのではないかな。

ということで、早速将棋連盟には抗議のメールを送っておきました。
将棋連盟サイトトップページの「お問い合せ」から送れます。

とにかく、こんなことがまかり通ってはいけない。

2006 04 15 10:28 PM [(-_-;), 将棋] | 固定リンク

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» 『新聞力』青木彰 [本を読もう!!VIVA読書! から]
朝日新聞といえば、ことあるごとに読売や産経新聞と対立してきましたが、今は、毎日新聞とホットな争いを繰り広げています。将棋名人戦の主催を巨額の契約金で、毎日新聞には無断で、横取りしようとしているというのです。名人戦最中でタイミング最悪です。 毎日新聞は朝日と日本将棋連盟に対しカンカン。編集局長は「“毎日の名人戦”守ります」と闘争宣言し、今日の余禄によると、あるOBは朝日新聞を“盗っ人”呼ばわりしていると。... 続きを読む

受信 16-abr-06 12:05:49

コメント

あなたならどう書くかなぁ、と楽しみに(^_^;待っていました(^_^)

かつて奥山紅樹さんの本ででしたか、ある棋士とのインタビューの中で「切り違えの精神」という話が出ていて、将棋の棋士の感覚っていうのは世間の損得勘定と違うところがあって、自分も傷つくけれど相手もダメージを与えられるならいいからやってしまえというような話だったかと覚えています。で、以前の名人戦移籍騒動の奥底に流れる物に触れたような気がして興味深かったと奥山氏はまとめていました。

で、今回のは、どうなんでしょうねぇ。
やはり、継続が前提としてなされている契約を打ち切るっていうのは相当な理由がないとダメなはずで、裁判では勝てないケースだと思うんですが...
見識というか、何を考えているんだろう、と...

それにしても、思うんですが、一紙で棋戦を独占掲載っていうのは、もう時代遅れなのではないのかなぁ。

投稿者: STELLA (17-abr-06 01:12:20)

STELLAさん(^_^)
きっと、「大山vs升田」時代からの亡霊がよみがえってきたのかな、という思いはあるのですが(^_^;)
大山十五世というと、毎日新聞社では特別嘱託として敬意を持って遇されていましたし、升田先生と朝日新聞の関わりも有名なものでしたしね。大山存命中から大山体制に批判的な姿勢を示していた米長現会長のことですから、会長就任に伴って、何かを変えたいと思ったとき、この「大山=毎日」という構図を崩したかった、というのはあったかも知れないですね。
しかしやり方は非常識ですよねぇ。どこぞの都知事にくっついてるうちに常識をなくしちゃったのかも知れませんが(笑)

さて、一紙が棋戦を独占掲載・・・というのは、確かに時代遅れだとは思います。囲碁や将棋は、棋譜と文字による解説で十分に読者に伝わる、という考え方そのものが、多分古いのでしょう。ファンはもっと手っ取り早く、誰かがわかりやすく、そして時にユーモアを交えながら、「しゃべって解説してくれる」ことを求めていると思います。
おそらくNHKがA級順位戦の最終局を中継するようになった頃あたりから、そういう傾向が強くなってきたのかも知れないなぁ、と思ったりします。

投稿者: ちいしゃ (18-abr-06 00:30:45)

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