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2007.01.11

敗北感

いつものように昼食の弁当を買うべく駅の反対側にあるサンクスに赴く。
今日はオフィスを出るときに、以前の上司から「頼むわ」と200円を預かっている。おにぎりを1つ買ってきてくれ、ということである。この人の昼食はいつもコンビニおにぎり1つである。よくもつなぁ・・・と思うが、ずっとこれで通しているので、慣れの問題なのかも知れない。でも最初は意志の力の問題だったはずである。欲望の突き押しに圧倒され、世間体と言う徳俵で持ちこたえながら、寄り倒される寸前の状態で生きているワタシには、到底無理である。

最近のサンクスは「ムーミンキャンペーン」を展開中である。
おにぎりや弁当、サンドイッチ、パン、麺類(カップ麺は除く)などにポイントがつけられていて、それを30点集めるとムーミンの図柄のスープマグがもれなくもらえる。10点だけで陶製フィギュアセットの抽選に応募する、という手もあるが、それほどムーミンにこだわりはないので、手堅く30点を狙っているワタシである。

このポイント、100~199円の商品は1点、200~299円の商品は2点・・・という感じで設定されており、500円以上は一律5点。

何となく昔の、在りし日の「ワルツ堂」の割引を思い出させるポイント設定である。当時のワルツ堂は購入金額が1000~1999円なら100円引き、2000~2999円なら200円引き・・・という割引をしていた(会員特典だったかどうだったかとか、細かいレギュレーションはよく覚えていないが)

サンクスのポイントは商品ごとにシールが貼られているので、単品レベルでうまく立ち回らないといけない。たとえおいしそうに見えても395円の商品は、このキャンペーン期間中は避けるのが得策だ。しかし、ぴったり200円とか400円とかの商品は殆どなくて、結構ポイント負けしそうな価格設定になっているあたりが巧妙である。

前の上司用に120円のおにぎりを一つ、そして自分は500円きっかりのメンチカツ弁当、その他お菓子なども含めて883円分。ここにチロルチョコレートを1つ加えて、最後に肉まんで1009円になる。支払いはおサイフケータイで、200円で1マイル(今はキャンペーン期間中だから2マイルだったかな)のANAマイレージクラブのマイルも5マイル(もしくは10マイル)溜まる・・・はずなのであった。

品物をレジに持って行き、精算してもらい、904円と表示されたところで「肉まんもお願いしまーす」「シャリーン」ほぼ同時。

「あ、肉まん・・・です・・・よ・・・ね」
「あ・・・そう・・・なん・・・ですが・・・」

レジのおねぃさん(そう、かつて「月島もんじゃまん」を注文したワタシに、うっかり「肉まん」を出してくれて、翌日それを覚えていて返金してくれたあのおねぃさん、まさにその人である。これはもう愛なのか?<違う)と二人で、妙に病に冒されたかのような対話。

わかってはいるが、声にしてみる。
「あの・・・これ、取消しはできないんですよね」
「はい・・・」
「ああ・・・」
「あの・・・肉まんは・・・」
「いや、取消しできないのなら、結構です・・・」

まぁその、たかが1マイルか2マイル損しただけの話なんだが、妙に「敗北感にまみれる」という言葉がグルグルと頭の中を回る、そんなオフィスへの帰り道なのであった。

午後、デスクワークにいそしむワタシの脳内BGMは、何故かマーラーの9番の終楽章。何故だ。あれは敗北の歌か? ではこの曲、この楽章を溺愛してきたワタシの人生も敗北に彩られたものだったのか・・・などと人生を観照しているヒマがない程度に慌しい一日ではあったのだが、今はこんなものを書いているからヒマなのかも知れない(^_^;)

2007 01 11 10:18 PM [(-_-;), etc., 携帯・デジカメ, 日記・コラム・つぶやき, 音楽] | 固定リンク

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