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2007.12.01

久松るす

今日の毎日新聞の「余録」は面白かった。
こういうコラムを読むと、新聞の底力というのを感じる。

余録(2007/12/1)

近年、既存のマスメディアの凋落や不信というものがしきりに喧伝されるし(事実、そういう側面も大きいけど)、そのような言説を好き放題に語っている人を数多く見かけるが、そういう風潮に流されているか、ステレオタイプな物の見方しかできない人たちなのだろうと思う。

何にでも負の側面というのはあるし、時代と共にそれらは移り変わる。
是は是(もちろん非は非)として受け止めるだけの度量(そういうのをリテラシーと呼ぶのではないのかな)が、次第に貧弱になってきているのかも知れない。
他ならぬマスメディア自体がそういう流れを作って、助長してきたことも事実であるが、そんなものは元から自分の力で身につけていくべきものだ。
そして、日本というのはそういう力を個人が持つことを嫌ってきた風土があるのかも知れない。「みんな飛び込んでますよ」と言われて嵐の海に飛び込むのが日本人である、というのは、世界に流通する有名なジョークである。

それにしても、インフルエンザの猛威に対して、「インフルエンザ=お染」と読み替えて、「うちには久松はいないよ」「だからお染は来ないでおくれ」と対応していた時代が、ほんの116年前のことであった、ということは実に興味深い。当時の人たちにとって、久松とお染の恋仲という「記号」は社会的に共有されているものであったことがよくわかる(お光でなくお染であるところがやはり重要)

興味を持ったので、ネットで少し調べてみると、藤山寛美の松竹新喜劇に「お染風邪久松留守」なる名作があるとのこと。こういうものも一度は鑑賞しておきたいかな。
まぁそんなことも含めて、いろいろと示唆に富むコラムだった(^_^)

「お染風邪久松留守」DVD紹介

皆さんもインフルエンザにはご注意を。

2007 12 01 07:11 PM [ことば] | 固定リンク

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