« 呉土 | トップページ | HDDの整理にとりかかる »

2008.06.22

蘭露

オランダのフットボールというのは、基本的に90分間で相手を振り回して勝負を決めるスタイルである。
90分を超えると、そのスタイルが仇となって、急激に運動量が落ちるようだ。
こんなに動いていないオランイェは珍しい。
体力もだが、自分たちの勝ちパターンに持ち込めなかったことに対する精神的な疲労感が強かったのではなかろうか。

スペインに(というか、ビジャとうちのフェルナンドに)粉砕されて、逆に目が覚めたロシアであるが、こちらは、これと言って特筆すべきスタイルというものは見当たらないが、オーソドックスなことを、高いレベルで実現することができる、というのが最大の美質であろう。
加えて、若さゆえのスタミナと、ヒディンク・マジック。

ヒディンクは、自分の母国のチームがどういうフットボールをやってくるかは熟知しているし、どういう展開に持ち込めば、少なくとも「いい勝負」になるかも分かっている。
しかし、それを可能にするためには、それなりの資質を持った選手がいなければならない。選手育成は代表監督の仕事ではないが、資質を持った選手を見極めて、その資質を生かす役割を与えることに、彼は長けている。

パヴリュチェンコやアルシャーヴィン、ズィリヤノフ、ジルコフ、トルビンスキーのような選手が出てきたことは、今大会最大の発見の一つだろう。

UEFAカップを制したゼニト・サンクトペテルブルクの主力でもあるアルシャーヴィンは、これからヨーロッパの移籍市場を賑わせることは必至と思われる。
ボールを持てる、ドリブルも巧み、スピードもあり、シュートもよい。

線が細そうに見えるが、パヴリュチェンコも魅力ある選手だ。レッズ・コミュでも、クラウチより絶対使えるぞ、という話が出ている(笑)

マルコ・ファン・バステンも、勝ち越しを許した後は、今の自分のチームではここが限界、と診てとったか、3失点目にも感情を露わにすることなく、淡々と水を飲まざるを得なかった。

これでグループリーグを1位通過したチームが3戦連続で姿を消した。
最後の砦たるスペインは、よりによって88年間勝ったことのないイタリアが相手である。いやはや(^_^;)

2008 06 22 03:26 PM [Football] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6325/43635603

この記事へのトラックバック一覧です: 蘭露:

コメント

コメントを書く