2010.02.28

ちれ

半世紀前の津波のときの地震はM9.5だった、というから、さぞや津波も・・・ということであるが、潮の干満や地形も大きなファクターなので、今回も予断を許さない、というのは当然のことだろう。

津波は波長が長い(普通の波なら長くても150mぐらいなのに対して、巨大津波は100kmを超すこともある)ので、たとえ1mの波高でも、まともにくらうと大変なことになる。一気に洪水が押し寄せてくるのと同じことである。
2mぐらいの波高の津波の場合、大海原にいても大して被害はないのに対して、沿岸部、特に海港(つまり「津」)での被害が甚大になるので「津波」というようになったそうである。

よく知られているように、国際的にも「Tsunami」で通用する。
大食いチャンピオンの小林尊氏も「Tsunami」と呼ばれている(^_^;)
人智を超えた存在・・・みたいなもんであろう。

国内では1896年の明治三陸沖地震津波で38.2mという波高が記録されている。
この地震は震度では2~3程度だったが、実際にはM8.5程度と推測されていて、三陸のリアス式海岸の奥の方で、とてつもない波高になったとのことである。
綾里湾の奥では、津波が湾内の小島の標高38.2mの峠を越えてきたので、一応38.2mとされているが、田野畑村の標高50mほどの民家にも津波が押し寄せた、という証言があるので、波高が50mを超えていた可能性も指摘されている(遡上によるものの可能性もあるが)

1993年の北海道南西沖地震では初松前地区で波高16.8mを記録した、とされる。このときも遡上高が30.6mに達した地点があったそうである。

2004年のスマトラ沖地震でも地形により34mの波高が記録されている。
1960年の(前回の)チリ地震でもチリ沿岸では20mとのこと。
「目にしたものは死あるのみ」・・・に近いよなぁ、こうなると。
蒼龍天羅か(^_^;)

津波は川も遡上するので、内陸であっても油断はできない。
もともとは存在していた鎌倉大仏の大仏殿が流されたのは、室町時代の地震による津波のせいである、とも言われている(諸説あるそうだが)
今回も千葉の鴨川を遡上しているニュース映像が見られた。

一方、地震が原因ではなく、岩石の崩落によるものとは言え、アラスカのリツヤ湾では520mという桁外れのものがあって、これが現在のところ世界記録である。
ここは氷河に浸食された地形ということもあって、しばしばこういう巨大な「しぶき」が上がるポイントとして知られているそうな。

これが例えば6500万年前にユカタン半島に衝突した巨大隕石(直径10kmとも言われる)となると、津波の波高は数千mという話である。
こういうのは1億年に1回ぐらいは起こっているらしい。
こういうのが起きると、生物の種の絶滅や生態系の激変が起きる。
恐竜の絶滅の原因の一つともされているが、結論が出ている訳ではない。

地球の歴史で、過去8回ぐらいは起きているのでは、と推測されているのが「地殻津波」
こちらは直径400kmクラスの超巨大隕石が、時速数万kmで地球に衝突することで発生する。
「津波」と言っているが、実際には地殻がめくれあがって、一部は宇宙空間に放出されてしまう。そのめくれあがり方が(スケールなどはともかく)津波に似ている、ということで「地殻津波」と呼ばれるワケである。
このときは、地表面の温度は6000度にもなり、岩石が融解・気化して1500度の蒸気になり、海の水は分速5cmで蒸発していき、やがて全蒸発。
その後徐々に冷却して数千年は雨が降り続ける・・・という(^_^;)

このクラスになると、地球上に、現在につながる生命が生まれて以降は起きていないと思うのだけど、そんなことを見てきたように語れるほど面の皮は厚くないワタシである。

さて、ニュースでもそうだし、ワタシも上で「チリ」と書いているけど、"Chile"は現地読みなら「チレ」である。
Wikipediaを引用すると
República de Chile (レプブリカ・デ・チレ)。通称 Chile (チレ)。
ということになる。

もっとも、その語源は現地先住民の言語ケチュア語などである、とも言われ、「チリは変でしょ。絶対チレでしょ」と言い張れるほどの度胸もワタシにはない(^_^;)
でもまぁ一応フットボール方面で話題にするときには「チレ」と表記する習わしである(他は「アルヘンティナ」とか「ブラジウ」とか「メヒコ」とか「エーラ」とか「エラス」とかかしら。まぁ趣味の領域ですが)

2010 02 28 03:34 PM [etc., ことば, 宇宙, 日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.07.21

もう一度転送メモリーで

待ってるんだろ、スコッティ…いや、ジミー(;_;)

James Doohan: March 3, 1920 - July 20, 2005 from STARTREK.COM

スター・トレック機関士、宇宙葬に=J・ドゥーアンさん死去

スタートレックの生みの親、ジーン・ロッデンベリー同様、ジミー・ドゥーアンの遺灰も宇宙に還る。
まさに、余人を以って代え難い、名優は去った。
使い古された言い回しだが、今頃きっと、ジーン、そしてディ・ケリーさんから「やっと来たか。待ったぞ」と歓待を受けているのだろう。

あなたの魂は宇宙に遍在することになるのだから、さようならとは言わない。
ただ一言・・・・・あなたは素敵だった。

****追記****

ジョージ・タケイさんによるトリビュート

2005 07 21 10:12 PM [StarTrek, 宇宙, ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.02.18

最古の銀河団

う~ん、すごい。
127億年前の銀河団の姿がとらえられたのだそうだ。

元記事:すばる望遠鏡:127億光年かなたの銀河集団を発見

こちらはすばる望遠鏡だが、同じハワイにあるケック望遠鏡では50億年かなたで、大質量ブラックホールを中心に持つ2つの銀河が衝突した「証拠写真」が捉えられたりしている。

こちらの記事:大質量ブラックホールをもつ銀河同士が、50億光年かなたで衝突

衝突の現場周辺の様子がどんなだったのか、さすがにエンタープライズもヴォイジャーも近くにはいなかったらしく、その詳細は不明である。しかし、銀河同士の衝突・合体によって、新しい星が生まれている様子がないらしい。元の銀河が進化し過ぎていて、原料のガスが残っていなかったからだそうである。

しかし、いずれも何か心ときめく話題ではある(^_^)@元天文少年

2005 02 18 12:19 AM [宇宙] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.12.25

小惑星との遭遇

最近この手の話題が結構多いらしいのだが、今回のは果たしてどうなのか?

25年後に小惑星衝突? 確率300分の1とNASA

この記事によると、

今年発見されたばかりの直径約400メートルの小惑星「2004MN4」の軌道を計算したところ、2029年4月13日に地球に衝突する確率が約300分の1あるとの結果が出た。

のだそうな。

あの・・・300分の1ですよ、300分の1。
CR新海物語M56の大当たり確率ですら350.5分の1ですよ。
M27だって315.5分の1だ。

それより高確率。
半日ホールにいて、あれだけ大当たりの場面を何度も見たら、これはもう世の終わりぢゃないですか(笑)

そんな訳で、今夜はメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」でも聴いて寝ますか。
クリスマスイヴなのに(T_T)





















・・・やっぱ、ラターか何か聴いて寝よっと(^_^;)

2004 12 25 12:57 AM [宇宙] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック